リアルさを追求した結果、特定の行動に反応して爆発する妹のお話 なんだかんだ付き合ってくれる妹さんかわよい
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「妹!せいかつ ~モノクローム~」のオススメポイント




時間が経って深まった気がするえっちさ
こんにちは。とるまです。 今回は サークル「いぬすく」様の作品 「妹!せいかつ ~モノクローム~」 について書かせていただきます。 え~今更~?と思ったそこのあなた。 私もそう思いました。 結論を書いてしまうと、初めてプレイした当時より、落ち着いた今の方が発見が多かったような気がします。 そこで、改めて感想を述べようという企みです。
ひとり暮らしに訪れた、突然の妹せいかつ

あらすじ ある年の春、母から「妹がそっちの学校に通うけど一緒に生活して面倒見てあげてね(意訳)と連絡が入る。 その後すぐに、ひとり暮らしをしていた主人公は、妹との同居生活を始めることとなる。 突然の妹せいかつ、あなたはお兄ちゃんとして、どのように振る舞い、過ごしますか?
妹を大切に、だけど、どのように大切に?

お兄ちゃん 本作の主人公で、あなた。 妹を性的な目で見ることができるタイプ。 結構なムッツリで、初期の段階で毎日最大2~3回はイケる。 結構回数が多い気がするが、これについては、「離れて暮らしていたため、久しぶりに妹と会った反動で回数が増えた」と解釈した。 すると、新たな疑問も生じる。 大好きな妹と毎日会える上、実家暮らしの方がお金はかからないのに、ひとり暮らしをしていたのは何故だろう。 フリーター主人公なら尚更。 なんでだろう。 自戒かな。 ちなみに、あまり自我を出すことはなく、行動力や精力、所持金が許す限りはプレイヤーの選択の通りに行動をすることがほとんど。 私が確認した限り、唯一気分が高まりきらずに妹を襲うときだけ、プレイヤーの選択に躊躇し、行動しないときがある。 日和ってるやついる?

妹 本作のヒロインで、妹。 春の進学のタイミングでお兄ちゃんのアパートで暮らすこととなる。 Hなことはいけないことと認識しており、初めは一緒に入浴することを拒否するし、夜に手を出しているのがバレるとキレられる。 普通に考えれば当然の反応なんだけど、同人ゲーマーはこの辺の感覚ぶっ壊れてることが多いからびっくりしちゃう。 そして、お兄ちゃんとの交流で信用を重ね、襲われることで考えが変わっていき、好きな人といちゃつくことも悪いことではないと認識し始める。 実は、お兄ちゃんに対して複雑な気持ちを抱いているため、えっちなことを受け入れる可能性は0ではなかった。 決して、お兄ちゃんに洗脳されたわけではない。
えっちOKな妹の魅力に迫ろう

私も含め、皆さん大好きえっちパートについてです。 えっちパートは大きく2つに分けられると思います。 ①夜のえっち お兄ちゃんの方から妹に手を出すパート。 ゲーム序盤は寝てる妹に手を出すところから始まる。 妹を起こさないよう、状態に注意しつつ、悪戯するスリルが良い。 下手に起こすと怒られるからね。

②日常えっち お兄ちゃんからの要望で妹が奉仕してくれるパート 選択肢内の明らかにえっちに発展しそうな選択すると発生する。 ただし、ゲーム序盤は兄妹でそういった行為は良くないと諭してくる。 でも、一回受け入れると妹であることをあえて主張してきちゃうのかわいい。
リアルとフィクションは肩を並べられる

この同人ゲームは妹との生活をシミュレーションするゲームであり、モノクロで、声も付いていない、シンプルな作りになっている。 しかし、売上数だけ見ても、2023年9月現在、DLsite様にて27,000本もの売上を記録している。 この作品の魅力は「フィクションのなかに垣間見えるリアル」であり、この要素が多くのプレイヤーを惹き付けていると思う。 「シミュレーションゲームって、一度えっちイベントを解放する好感度ポイントを上回ると、いつでもえっちOKな女の子が仕上がっちゃうんだよなぁ」と気後れする人がいるかもしれない。 しかし、この作品はリアルが織り込まれている。 妹は、えっちが嫌なときは嫌って言える。 不機嫌なときは兄からのお誘いに嫌みも言う。 逆に機嫌が良いときは甘えてくる。 パンツの種類も豊富にある。 だけど、安眠茶1つで手を出しても目を覚まさないほど潰れるフィクションが強いの面もある。 この、リアルとフィクションのバランス感覚が非常に優れているように思う。 このバランス感覚を成立させている要素の1つとして、「いぬすく先生が、この妹を好きすぎること」があると個人的には思っている。 単純な、記号としてのキャラクターではない、1人の人間としての「妹」とのやり取りが練られていると思う。
妹を怒らせることはこの世の終わらせることと同義である

それはそれとして妹の爆発が好きすぎる。 実は、ゲームの紹介文に「リアルさを追求した結果、妹が爆発します。」と書いてあるんです。 私がそれを読んだとき、爆発=キレる なんだろうなぁと思ってました。 そうだけど、そうじゃなかった。 キレて物理的に爆発しやがった。 リアルさを追求した結果爆発する妹ってなんだよ。 初見で見つけたとき、めちゃくちゃ笑ったシーンでした。
「妹!せいかつ ~モノクローム~」のまとめ

今回は「妹!せいかつ ~モノクローム~」について書かせていただきました。 シミュレーションゲームにありがちな単調な作業ではなく、この選択肢はどうだろう…のような楽しめる要素が多くありました。 リアルを追求してあるだけあって、「無理だろうな~」と思いつつ、入浴を2人でする何度も提案をして、ついにOKが出たときのドキッとしたかんじは今でも忘れられません。 ぜひ、皆さんもリアル志向の妹!せいかつを楽しんでいただければと思います。 また、2023年9月現在、いぬすく様の最新作、「妹!せいかつ~ファンタジー~」も大好評発売中です。 妹の感覚がより重要視され、深みの増したゲーム性になっています。

今回も、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。 その他、オススメポイントがありましたら、コメント等にて教えていただけると嬉しいです。 また、別の作品でお会いしましょう!